女性でも起業を目指す人が増えていますが、自分も起業したいと思っているけれど何をやるのか迷っている、どんな職種があるのかわからないという人もいるかもしれません。起業するなら当然成功へと導きたいもの、成功しやすい職種もあるのでそれらをご紹介、その始め方も解説していきます。
女性が起業しやすい職種を見つけるためには？
世の中にはさまざまな職種がありますが、女性や起業しやすい特徴がある職種もあります。もし、まだなにをやりたいのか決まっていないのなら、そのような女性が起業しやすい職種に注目してみてください。女性が起業しやすい職種の特徴について以下で説明していきましょう。
■少ない資金で運営できるかどうか
貯えが十分で金銭的に余裕があるという人はそれほど多くはないでしょう。起業するにあたり、できる限り少ない資金で運営できるかどうかをチェックしてみてください。
可能なら自分の持っている資格や経験を活かせる職種で、設備や機器の購入や管理、原材料の購入などにお金がかからないものを選んでみてください。
家賃や光熱費が発生する事務所を借りず自分が出向くことで働く職種もおすすめ、確実・効果的に固定費を削減することができるでしょう。
■自らの得意分野・強みを活かせるかどうか
まったく興味がない仕事や、不得手な分野の仕事なら、起業しても長続きせず経営を軌道に乗せることも難しくなる可能性があります。どうせなら自分の得意分野であり強みを活かせる職種を選び、やる気を持ち続けられるようにしましょう。
これまで取得した資格や企業で働いてきた中で得たスキルのほか、趣味や仕事以外での経験も活かすことができる職種など探してみてください。得意な仕事ならやりがいも感じられ、多少のトラブルが起こっても挫折せず続けられる可能性があります。
■スモールビジネスから始められるかどうか
いきなり規模の大きな仕事をスタートさせるよりも、まず小規模な「スモールビジネス」から始めることも大切です。自宅の一部でスタートさせるなど、起業にかかる費用を抑えることができるので、たとえ失敗してしまったとしても、損害を少なくすることができます。
■仕事と生活のバランスがとれるかどうか
独身ではなく、結婚し家庭を持っている女性が仕事をする場合、仕事と生活の両立に頭を悩ませることも多いものです。
会社に雇われている身なら家族の都合で休みを取ることもできますが、起業すれば急に休むことで周囲に迷惑がかかったり、売り上げにも響く恐れがあるでしょう。仕事と生活のバランスがとれるかどうか、これも頭に入れて職種を選ぶ必要があります。
女性経営者が成功しやすい職種
女性経営者が成功しやすい職種を具体的にあげてみましょう。
■美容サロン系
ネイルサロンやエステサロン、ヘアサロン、脱毛サロンなど、女性ならではの特性を活かせる職種です。
設備や器具に費用がかかるものもありますが、店舗を構えず自宅や出張することで営業できれば、家賃や光熱費など固定費用を抑えることもできます。また、就業するにあたり資格が必要になるものもあり、スクールに通って取得しなければならないこともあります。
■飲食系
おしゃれな飲食系もおすすめ、喫茶店や専門料理店、クレープ店やダイニングバーなどがあります。移動販売なら店舗を構えるより初期費用を抑えることができるでしょう。
■ネットビジネス系
ノートパソコン1台から始められるスモールビジネスでは、ネットビジネス系の職種があります。元手がかからず、スキマ時間で働くことも可能です。
■教室やセミナー系
これまでの経験やスキルを活かし自宅でも開業できるので、家賃や設備費用などの削減も可能なのが教室やセミナー系の職種です。料理教室や産後ヨガ、子育てアドバイザーなどがあります。
■ハンドメイド系
手芸、工芸など趣味の延長感覚で起業できる、手編み製品や皮細工、ビーズアクセサリーなどハンドメイド系も女性向きの職種です。
■代行ビジネス系
顧客に変わり買い物や料理といった日常の仕事を代行する、代行ビジネスにも注目です。特別なスキルがなくても、普段行っている家事や買い物のサービスを提供するものですが、女性だからこその気配りで顧客に寄りそった対応ができ人助けにもなる職種です。
女性におすすめの起業方法とは？
起業方法に関しても、女性におすすめのものがあるので見ていきましょう。
■スキマ時間を活かした「プチ起業」
男性とは違い、家庭を持っている女性なら家事や子育てに忙しく、起業しても十分な時間を取ることが難しい場合もあります。そんな忙しい女性でも負担を抑えて起業できる「プチ起業」、これはいわゆるスキマ時間などに仕事を行う小規模な事業になります。
「プチ」なのでそれほど時間を取ることができず、最初は利益も少ないかもしれませんが、自分の趣味を活かす職種などで楽しみながら行うことができるでしょう。
■個人事業主
起業スタイルとして一般的なのが個人事業主になることです。事務手続きは比較的かんたんで、開業するための資金も抑えられスモールビジネスをスタートさせる際にも向いている方法になります。
■代理店としての起業
名前が知られている企業の代理店になる、代理店業務ならスタート当初から売り上げが安定することも期待できるでしょう。
お店の経営が未経験でも、その企業により経営や販売のノウハウを教わることができ、商品やサービスなど企業から仕入れて提供すればいいので不安なく起業できます。
■フランチャイズ加盟
フランチャイズ契約し、本部から経営に関するノウハウと販売する商材を提供してもらい、ロイヤリティを支払う方法です。フランチャイズは知名度のあるお店なので集客も見込めるし、未経験者でもリスクを抑えた経営をスタートさせることができるでしょう。
まとめ
女性が起業を考えるなら、自分の特性や経験、趣味を活かせる職種を選ぶのがおすすめです。とくに女性向けのサービスや商品を販売する職種なら、女性ならではの気配りで顧客に寄りそうことができ、成功しやすくなるでしょう。起業方法もいろいろありますが、自分や家族に負担をかけ過ぎないよう、無理のないスタイルを選ぶようにしてください。あまり欲張らず最初はスモールビジネスから、様子を見ながら発展させていきましょう。
