ネイルスクールは基本的なネイルアートの技術や器具の扱い方、衛生管理の知識、デザイン、ビジネススキルなどを学べる教育機関です。初心者ネイリストにとっても、既に活躍中のネイリストにとっても技術や知識を向上させるために、多くのことを学べます。今回は、そんなネイルスクールを見学する際にチェックするべきポイントについて解説します。
ネイルスクール見学時の持ち物
多くのネイルスクールでは見学会や無料お試しレッスンを開催しています。参加することでスクールの雰囲気やカリキュラムなどを体験できます。
見学はスクールごとに曜日や時間などが決められているので、公式サイトをチェックし、必要に応じて予約を申し込みましょう。ここではネイルスクールを見学する際に必要なアイテムを紹介します。
筆記用具
見学会では講師から授業スケジュールや講義内容、取得できる資格の種類などの説明を受けます。筆記用具があれば、覚えておきたい説明をメモできます。とくに入学を検討するネイルスクールが複数ある場合は、それぞれのスクールで受けた印象や特徴などを書き留めておくと検討の際に役立ちます。
また、事前に質問事項をまとめておくと聞き忘れを防げます。見学先のネイルスクールが、自身の目的を果たすために十分なカリキュラムを備えているか、ライフスタイルに合わせたスケジュールを組めるかどうか、どのような資格が取得できるかなど、問い合わせが必要な疑問を解消することが大切です。
スクールのパンフレット
見学先のネイルスクールのパンフレットを既に請求済みであれば、事前に目を通しておくことをおすすめします。気になる項目や疑問点をチェックしておき、見学時に問い合わせることで理解を深めることにつながります。
印鑑
見学後にそのままネイルスクール入校契約する予定であれば、印鑑を持参するとスムーズです。
身分証明書
印鑑同様、見学後に入校契約する場合は、身分証明書を持参するとスムーズです。
保護者の同意書(未成年の場合)
ご自身が未成年である場合、見学後にネイルスクール入校契約を交わす予定であれば、保護者の同意書が必要です。
A4サイズのバッグ
A4サイズのバッグを所持していけば、見学の際にもらった書類やパンフレットなどを折りたたむことなく持ち帰れます。
ネイルスクール見学時のチェックリスト
ネイルスクール見学時にチェックしておくべき項目を紹介します。見学時にはネイルスクールに通う目的を明確にし、見学先の学校で自身が身に着けたいスキルを無理なく取得可能かどうかを判断します。
コース料金
パンフレットに料金が記載されていたとしても、料金改定されていないか、税込み価格か、追加費用はかからないかなど、しっかり確認しておきましょう。
ネイルスクール費用は安いものではありません。金銭面で不明瞭な部分があれば、入学を決める前にしっかり明らかにしておくことが大切です。また、費用の支払い方法にどのような種類があるのか確認し、無理なく支払える方法を選択できることも重要です。
授業や生徒の雰囲気
授業中や生徒の雰囲気もチェックが必要です。教室に活気があり、生徒の学ぶ意欲が高いスクールであれば、自身のモチベーションも高く維持できます。
とはいえ、活気があったとしても、生徒同士が授業とは関係ない会話ばかりでは、技術を身につけることはできません。先生と生徒の距離が遠すぎて気軽に質問が出来ないような雰囲気や、大人数過ぎるクラスもおすすめできません。
他の生徒の年齢層なども考慮し、授業空間に自身が無理なく溶け込めそうか、居心地悪い状態でないか確認しましょう。
講師との相性
ネイルスクール見学の際は講師の人柄やスキルを確認することも重要です。教え方がわかりやすく、進捗を見ながら適宜アドバイスしてくれたり、質問に対してうやむやにせず、しっかり答えてくれたりする講師であれば、生徒として学びやすいでしょう。
自身が求めているスキルや知識を講師が十分に持ち合わせているかどうか質問してみることも大切です。JNA認定講師であれば、高度な技術を持っていることの判断材料になります。この人に学びたいと思えるような尊敬できる講師が在籍していれば理想的です。
設備
自身にとって重要と思える設備があるかどうかも入学を決める要素になります。授業時間以外に利用可能な自習室があれば、集中してネイル技術を磨けます。
また、子育て中のママでも、託児所を併設しているスクールであれば無理なく通えるでしょう。スクールによってはネイル道具を貸し出しているところもあります。レンタル費用がかかる場合は料金もチェックしておきましょう。
受講時・卒業後のサポート内容
ビジネスのためにネイリストを目指す場合、資格取得や開業のためのノウハウ取得がスクールに通う主な目的になります。見学先のスクールが試験サポート、就職サポート、開業サポートにどの程度力を入れているか確認しておくとよいでしょう。
検定に不合格だった場合に、合格できるまでサポートを約束する「合格保障制度」があれば、試験に対する心配を軽減できます。
ネイルスクール見学時に聞いておくべきこと
妊娠や出産、病気による入院、事故などによって欠席や休学せざるを得なくなった時、サポートがあるかどうか聞いておくとよいでしょう。とくに働きながら通う人や、家族に小さい子どもや介護が必要な方がいる場合は、スケジュール通りに出席することが難しいものです。他にも途中でのコース変更や解約は可能かどうかも確認しておくとよいでしょう。
まとめ
ネイルスクールを見学する際にチェックするべきポイントについて解説しました。ネイルスクールを見学する際には、無理なく通えるかどうかを見極めることが大切です。講師や他の生徒たちになじめそうか、学びの意欲を維持できそうか、質問はしやすいかなど見学時にチェックしましょう。
自身の求めるスキルや知識を、講師が十分に所持しているかも重要です。JNA認定講師であれば、高度な技術を持っているという判断材料になります。試験・就職・開業サポートがどれだけ充実しているかも、見学時に確認しておきましょう。